ギターとアンプ、エフェクター関連の本

タイトル 国産材はなぜ売れなかったのか
著者 出版社 :萩 大陸 著 日本林業調査会
ISBN-10 :4889651934
ISBN-13 :978-4889651935
発行日 :2009年10月21日
サイズ :21.0cm x 15.0cm x 1.3cm 216ページ
価格 :\2,000(本体\1,905+税)

総 合 評 価
資 料 的 価 値
写真・図解のクオリティ
入 手 難 易 度 :新本で入手可能
コメント:

内  容:
刊行に寄せて 前田直登
まえがき

第1章 外材輸入前夜
 常態化していた「歩切れ」
 歩切れの先進地
 安定的歩切れと乱雑歩切れ
 業界ぐるみ

第2章 外材があぶり出した問題
 子丸太がとび抜けて高かった理由
 「空気売り」の構造
 劣勢木一辺倒の未熟な間伐
 「空気売り」の崩壊
 外材も良い製品ではなかった
 生き残る「空気売り」

第3章 役物依存の時代
 メーカー銘柄「東濃檜」の登場
 乾燥を徹底した美作産地の飛躍
 役物は国産材、並物は外材
 「洋室」の定着により役物需要が増大
 役物特化産地・吉野の活況
 ヒノキ神話の誕生
 役物依存の構造
 並物産地の特徴

第4章 外材時代と国産材業界の変貌
 最大国産材市場圏・東海
 外材化による名古屋市場の激変
 業界の変革と新規顧客の開拓
 製材業のための産地・美作
 主要販売圏は山陰
 外材化の実態
 リタイア資源を狙い中国地方を原木集荷圏化
 製材生産量の拡大をもたらしたもの
 役物特化産地・奈良
 役物生産の三つの柱
 秋田スギ割柱産地化
 天杉なき後の優良資源「造杉」
 樌をとるか割柱をとるか
 北洋材産地化を目指した秋田
 国際水準の原木価格を求める
 九州におけるスギ割柱の開発
 秋田のブランド商品に成長
第5章 需要低迷と淘汰の時代
 木材需要が伸び悩みから低迷へ
 外材インパクトと「挽けば売れる」時代
 米ツガ製材が受けた打撃
 米材製材産地・清水
 清水の凋落と変貌
 国産材も外材も乾燥に取組まなかった

第6章 集成材の時代
 材価下落の構造
 役物時代の終焉
 役物特化産地・奈良の衰退
 製材品離れと構造用集成材の台頭
 化粧ばりを超え、集成材を管柱に
 プレカット加工が集成材シフトを加速
 外材の主役が欧州材に
 製材品は「半製品」
 ようやくはじまった国産材製材工場の大規模化

第7章 板の時代
 住宅メーカーの国産材シフト
 中国の台頭でロシア材が買えなくなった
 合板・集成材メーカーの国産材利用量が急増
 川下は国産材時代に入った
 板の需要が増える
 製品市場の主役も板に
 マンションなどの内装にムク材
 新たな需要の背景に健康志向
 洋室(非和室)に「加工板」
 本当はみんな木造に住みたかった
 モルダー加工が必須に
 板材の先進メーカー
 原木の基準寸法は2m

第8章 くるべき時代
 市場クレームが後押しする集成材標準化
 ムク製材が直面している厳しい現実
 中小税材業者が生き残る道
 製材工場は分化・特化の促進を
 在来工法住宅一辺倒からの脱却
 国産材の価格はもう上がらない
 育林コストの低減
 焼畑林業の見直し
 急務の鳥獣対策

本書で紹介した主な企業等
あとがき



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