タイトル | :レッド・スペシャル・メカニズム | |
:BRIAN MAY'S RED SPECIAL | ||
著者 出版社 | : ブライアン・メイ サイモン・ブラッドリー 著 坂本信 翻訳 DU BOOKS | |
ISBN-10 | :4907583389 | |
ISBN-13 | :978-4907583385 | |
発行日 | :2016年1月1日 | |
サイズ | :26.0cm x 20.0cm x 1.2cm 153ページ | |
価格 | :¥3,600+税 |
総 合 評 価 | ★★★☆ | :期待度が高かった故に、この評価。 |
資 料 的 価 値 | ★★★☆ | :ギター書籍としては、もっと掘り下げて欲しかった。 |
写真・図解のクオリティ | ★★★★ | :木材や塗装の質感が良く捉えられている。 |
入 手 難 易 度 | ★ | :新本で入手可能 |
コメント: | ブライアン・メイのあのギターを、分解して、レントゲンまで撮って、製作当時の写真やオリジナル工具も残っていて、超一級品の資料になるはずだったのに、内容が薄い。 メイ父子が2年かけて1964年に、とてつもなく完成度の高いオリジナル・エレクトリック・ギターを製作したってことは解る。デザインとか、トラスロッドとか、ネックジョイントとか、セミソリッド構造のボディとか、トレモロ・システムとか、レオ・フェンダーもびっくりの凄いアイディアが盛り込まれたギターなのに、それぞれの詳細については中途半端。 そもそも、フェンダーやギブソンを分解して研究したという分けではなさそうだし、楽器作りの素人が、どうやってその完成度に辿り着いたのかの説明がほとんどない。 この本で「すげぇギターなんだな」ってわかってしまっただけに、余計に掘り下げ方の浅さに対する残念度が高い。第5章の「エリザベス女王も聴いたイギリス国歌演奏」なんていらないし…。 ところが、オリジナルのタイトルを見ると「BRIAN MAY'S RED SPECIAL」。 サブタイトルが「THE STORY OF THE HOME-MADE GUITAR THAT ROCKED QUEEN AND THE WORLD」。「レッド・スペシャル・メカニズム」とした邦題が、変にギター書籍としての期待を大きくさせてしまったことに気付く。 洋書の日本語訳版に見られる、「なにいってんだ?」といった箇所がないわけではないがそれほど違和感なく翻訳されていると思う。 ファンにとっては、「★★★★★」の内容でしょう。 |
内 容: | ||
序文 序章 第1章 父ハロルドの工房からすべてが始まった 第2章 レッド・スペシャル誕生秘話 第3章 知られざるディテールとメカニズム大公開 |
第4章 クイーンのサウンドを支えた レッド・スペシャル 第5章 エリザベス女王も聴いたイギリス国歌演奏 第6章 ブライアン所有の レッド・スペシャル量産モデル 謝辞 |